表は無地・裏にはほぐし織で花柄を表現し、二重で織り上げた「裏ほぐし織」の雨晴兼用傘です。
傘を開くと、ミモザをイメージした可愛らしいお花が現れ、まるで花束のように一面を彩ります。
ほぐし織によって水彩画のように柔らかく表現された裏地のお花たちと、
光沢感のある表地の優しい色合いが合わさり、傘全体の上品さを演出しています。
またミモザには感謝や愛、友情などのポジティブな花言葉・イメージが多く、
幸せの象徴として、大切な方やお世話になった方に贈る花としても親しまれています。
長く使える花束として、大切なひとへのギフトにもおすすめしたい傘です。
そんなお花たちが、ほぐし織のやわらかさと合わさって傘の一面を彩る、まるで花束のような傘になりました。
大切なあなたに、大切なわたしに、こころからの感謝とともに差し上げるギフトとしてもぜひおすすめしたい傘です。
織物の名産地として400年以上の歴史を誇る
山梨県で織られた「甲州織」の生地を使用しています。
甲州織は、先に染色を施した極めて細い糸を、
高密度かつ均一に織り上げる「先染め」の織物です。
そのため、光沢感のある奥深い色合いと、上品で重厚感のある質感を実現し、
現在も高い品質を誇ります。
経糸に双糸(撚り合わせた糸)・緯糸に単糸(一本の糸)を
使用する織り方は山梨の織物の特徴で、
高級感と耐久性を兼ね備えた生地になります。
今では大変希少な小幅の織機でゆっくりと時間をかけて織られているため、生地の端にミシン目がなく、ミミが出来上がります。
スタイリッシュに見えるのはもちろん、長くご愛用いただいてもほつれる心配がありません。
経糸を緯糸で仮織したものに捺染型を当て、
一色ずつ丁寧に色を重ねて染めた後、
本織をしていく織り方を「ほぐし織」といいます。
本織をする際に、
仮織をした緯糸を抜き取りながら織り上げるので、
染めた模様が微妙にずれ、水彩画のようになるのが特徴です。
プリントとは一味違う、
温かみのある柔らかい織の表情をお楽しみください。
経糸に、捺染型を当て仮織した糸と無地の糸を二重に張り、
緯糸で一枚の生地になるように織り上げていきます。
糸の量が多く、仮糸を抜き取る際も表に影響がでないように
丁寧に行うため、1日に数mしか織ることができない貴重な生地です。
そうして仕上がった生地は表地が無地、裏地がほぐし織のデザインが表現され、
表と裏でデザインの違いを楽しめる傘になります。
色ごとに異なる型を作成し、経糸を緯糸で仮織したものの上から、色ごとに捺染している様子です。
一色ずつ重ねていくと、デザインが完成します。
長い反物をすべて手作業で行っていくため、捺染も時間をかけて行います。
生地には撥水加工・耐水加工とともに
UVカット(紫外線防止)加工も施しております。
雨傘としての十分な機能に加え、日傘としてもお使いいただける雨晴兼用傘です。
UVカット率・遮光率はカラーによって微妙に異なりますが、すべてのカラーにおいて98%以上ございます。