
明治時代より続く「注染」という伝統的な染色技法で製品づくりをされている、老舗の「丸久商店」さんとコラボレーションした「復刻てぬぐい日傘」が出来上がりました。


丸久商店のこと
丸久商店さんは明治32年に日本橋堀留町で創業し、現在も変わらず注染ならではの浴衣やてぬぐいを取り揃えている問屋さんです。「東京本染注染」は2023年に国の伝統工芸品に選定されています。
注染とは
19世紀末から続く、日本独自の型染め技法のことです。型紙を使って生地に糊を付け、模様に沿った防染部分を作り、染料を薬缶(やかん)で注いで様々な柄模様を染め上げます。その染色の様子から「注染」と呼ばれるようになりました。プリント染色の機械的な大量生産とは違った手仕事の味わい深さが魅力です。


「復刻てぬぐい」のこと
「復刻てぬぐい」とは、丸久商店に眠る古い浴衣用の伊勢型紙を用いて、 新たにてぬぐいとして注染を施し復刻した一品なのだそうです。今回の日傘はこの「復刻てぬぐい」の中から5種類のてぬぐいを選ばせていただきました。


てぬぐいの質感を、そのまま日傘に
日傘の生地に使用したてぬぐいは、加工を施しておりませんので、丁寧に染められた丸久商店さんの手ぬぐいの質感をそのまま実感いただけます。またデザインに合うように、竹のハンドル、竹の露先、竹のボタンと、パーツをすべて竹に揃えました。

浴衣や、お着物にも
お洋服にはもちろん、浴衣やお着物でのお出かけにぜひお使いいただきたい日傘です。

小ぶりで持ちやすい47cmの長傘
日傘の中でも一番小ぶりな47cmサイズの骨と合わせたため、ファッション小物としてもお使いいただきやすい、おしゃれな日傘になりました。5種類それぞれのてぬぐいの柄に合わせて、生地の端を三巻し、新たに製作した木型を調整しながら一本一本心を込めて仕立てました。POPUPと小宮商店のショップにて数量限定で販売しておりますので、ぜひご覧ください。



東京キモノショーイベントで先行販売いたします
4月18日から3日間、人形町界隈で開催される「東京キモノショー」に小宮商店も出店し、こちらの丸久商店さんとのコラボ日傘を先行販売いたします。
東日本橋ショップでは4月21日より販売開始いたします。実際の質感をぜひお確かめくださいませ。
丸久商店さんオンラインショップでもお求めいただけます
復刻てぬぐい日傘は丸久商店さんのオンラインショップでもご購入いただけます。よろしければ覗いてみてくださいね。丸久商店さん、素敵なコラボレーションの機会をいただきありがとうございました。