麻(リネン)×ほぐし織で仕上げた、山梨の甲州織ならではの逸品「調‐しらべ‐」が新登場です。
ミミにミシン目がない、小幅の傘用織機ならではの特徴も麻で表現しています。
ほぐし織ってなに?
まずはほぐし織について紹介します。
ほぐし織は、山梨で織られる「甲州織」の織り方のひとつです。
経糸を緯糸で仮織したものに捺染型を当て、一色ずつ丁寧に色を重ねて染めていき、本織をしていく織り方を「ほぐし織」といいます。
本織をする際に、仮織をした緯糸を抜き取りながら織り上げるので、染めた模様が微妙にずれ、水彩画のようになるのが特徴です。
この「ほぐし織」で織られた織物は、今までポリエステル生地がほとんどでしたが、この生地を織ってくれた生地屋さんから「リネンのほぐし織をやってみたい」と声をかけていただき、始まったのがこの企画。
試行錯誤の末、約2年の月日をかけて、気品にあふれる涼しげな傘生地が完成しました。
上品で繊細な花柄のリネンの生地は、骨や手元と合わさり、お着物でもお洋服でも合わせやすい日傘になりました。
加工なしで素材感をお楽しみいただく日傘となりますので、カーディガンを羽織ったような、優しい日よけ対策としておしゃれにお使いいただければ幸いです。
長傘と折りたたみ傘のお取り扱いがございます。
現在、東日本橋ショップと楽天市場店で販売中です。
この夏のお供に、是非ご検討くださいませ。