先週は毎日暖かい日が続いていましたが、今週はめっきり寒く雨が続き、傘の出番となりました。
こんな日は、素敵な傘で気分も上がります。
春の雨は桜雨・春時雨などとも言われ、日本の四季は言葉にも趣がありますね。
この頃、家の側のいつもの道でも
チラホラと咲き始めた桜に、春の匂いを感じています。
そろそろ桜も見頃かなぁと、日曜日、思い立って電車に乗って六義園に出かけてきました。
千石にある枝垂れ桜で有名な庭園で、初めての入園にワクワク、心も弾みます。
正門から入ってすぐに見える立派な樹木。これがあの有名な枝垂れ桜かぁ。
柔らかそうな枝にたくさんの五分咲きの桜。すでに笑顔の老若男女に見上げられて、
花言葉どおりの優美な桜でした。思い切って出かけてよかった!

園の中のアーチを模った橋の下には池があり、のぞき込むと赤や黒のたくさんの鯉が集まってきました。
口を開けてパクパクしてる。お腹空いているのかな?
少し歩くと赤やピンクのツバキも
咲いていて、もうすっかり春気分。
あと1週間もすると桜も満開かな。
1周しても疲れない、程よいお散歩が楽しめる庭園でした。

春も満喫、そろそろ帰ろうと思っていると、
どこからか三味線の音色が・・・。
音に誘われて歩いていくと、
開いた和傘に枡をのせてくるくる回す
曲芸師の方を発見!
お正月に毎年見てた染之助染太郎さんみたい!

なんと、伝統芸能である江戸大神楽の曲芸師さんが、枝垂れ桜の前でイベントをしてたのです。
どんどんお客さんが集まってきて、
最後は拍手喝采!!
あとからわかったのですが、江戸大神楽 丸一仙翁社中という方々の演目でした。
ここまでの芸ができるようになるには、どれだけの練習をしてきたのだろう、と思うと感無量でした。
思いがけず、素敵な一日になりました。