愛おしい糸くずや端切れに囲まれて
こんにちは!
傘職人見習いの中村です。
小椚師匠の工房は隅田川のすぐ近くにあります。
電車を降りると、昔ながらのお店も沢山あります。
昭和生まれのわたしはとても懐かしく感じ、下町の風景に癒される毎日です。
修行を始めて三ヶ月、わたしが工房で思うこと…
至る所に登場する、糸くずや生地の端切れが愛おしくて愛おしくて♡
この感覚はかなりオタクっぽいのですが、日々一本一本傘を制作していると、糸や布も大切な相棒。
「あらっあなた、こんなところにいたのねぇ〜。」とキュンとなります。(笑)
そしてそして!
ずっとわたしが使ってきた、中綴じ用の黒糸が無くなりました!
糸は全て手縫いの部分も丈夫なミシン用の糸を使っています。
やぁ〜なんだか感極まってしまいます。 達成感!
新しいのを師匠に出してもらい、
(あぁ、これがなくなる頃にはまた、今より成長できてるかなぁ…ヨロシクね!)
と糸に話しかけたりしちゃったりして。(笑)
しかしまだまだ先は長い、一人前の傘職人への道。
日々一歩一歩がんばります!
今日のお三時
※作業場では15:00にお茶の時間があります。
師匠と女将さんが毎回美味しいフルーツやお菓子をご用意して下さり、先輩方も一緒にみんなでワイワイと楽しいお喋りでリラックスタイム。
師匠が浅草で買ってきてくださった手焼きのおせんべい。
これがとってもコクがあってサックサクで美味しい!!
手ぬぐいマニアのわたしは、
『かまわぬ』とサイドにプリントしてある『手焼きせんべい』の袋を見て(この柄の手ぬぐい持ってるなぁ…)と思ったり、
お茶セットにいつもかかって運ばれてくる手ぬぐいを50枚ほど持っているわたしは、そちらにも目がいってしまうのでした(笑)
傘職人見習い
中村真希