お気に入りの傘の撥水が落ちてきたら「撥水スプレー」でメンテナンス
みなさま、こんにちは。
これから不定期ですが、小宮商店のスタッフが仕事のこと、日常ことなど、色々とブログでお話ししていきたいと思いますので、どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いします。
本日は私、小宮商店、入社2年目の販売スタッフの佐々木です。
さて、私が小宮商店に勤務してから、はや1年。
お客様が、長く大切に使っていきたい傘を見つけるお手伝いを、ささやかながらさせていただく事は、いつもスタッフとして嬉しく思っています。
コロナの禍中でも、東日本橋ショップには、多くのお客様がご来店くださり、本当にありがたい限りです。
ショップにいらしたお客様からは、傘を長く使いたいからこその、メンテナンスに関するご質問をたくさんいただきます。
特に長年使用していると気になるのが「洋傘の撥水」についてですよね。
撥水が落ちてくるのは、傘の折れ線部分にたまる汚れや雨水、たたむときの手の油や汗、ハンドクリームの付着などが原因ですので、使用していくうちにどうしても少しずつ撥水が衰えてきます。
そこで本日は、傘の撥水が落ちてきたときの「撥水スプレー」のかけ方を、私物の傘でご紹介したいと思います。
今回、撥水スプレーをかける傘は・・・Plaid‐プレイド- 長傘60cm8本骨
どのカラーも、甲州織ならではの光沢感もあいまって、とても上品な雰囲気を持っています。傘の内側に広がるチェック柄は格子の大きさもほどよく、大人世代でもさりげなく持てる、おすすめの傘です。
それでは早速、修理担当の監督の元、撥水スプレーをかけてみます。
屋外で行いますので、お天気の良い、風の少ない日がベストですよ。
1. 始めに、傘についている目に見えないホコリなどを落とすべく、シャワーで優しく傘の表面を流します。
2. 陰干しでよく乾燥させた後、いよいよスタートです。
まずはプロ(修理担当)に見本を見せてもらいました。
風上に立ち、30cm以上離れた場所から、生地表面にまんべんなく撥水スプレーを当てていきます。
(※スプレーは、「フッ素系」の物をご用意ください。またスプレーに記載されている使用方法に則って行ってください。使用方法を誤ると傘生地にしみをつくってしまうことがありますのでご注意ください。)
途中から私もチャレンジしてみました。
もたもたしていた私の作業でも、1周かけるのに3分もかかりませんでした。
3. おおよそ6時間以上、完全に乾くまで陰干しし、完成!
撥水の落ちていた部分も復活しています。
撥水がよくなると、また雨の日に使うのが楽しみになりますね。
なかなかお出かけが難しい中、ご自宅で過ごす時間が増えた方も多いかと思います。
みなさまもこの機会に、傘のお手入れをしてみてはいかがでしょうか?