小宮商店がこだわる、「2つ折り」折りたたみ傘の魅力
皆さまこんにちは。
田川です。
本日は『二つ折り』や『2段折り』と呼ばれる2段タイプの折りたたみ傘の魅力についてお話しさせていただきたいと思います。
二つ折りは、以下のような骨の形をしており、収納時は傘骨をポキポキ折るタイプです。
小宮商店では、ほとんどの日本製の折りたたみ傘に、この『二つ折り』のタイプの傘骨を採用しています。
お客様からは、『ポキポキしないでたためる折りたたみ傘が欲しい』、『もっとコンパクトになる折りたたみ傘が欲しい』などのお声をいただくこともありますが、弊社は創業から現在までの長い間、折りたたみ傘は『二つ折り』にこだわって傘づくりを続けてまいりました。
それには、以下の4つの理由があります。
それを今回順番にご紹介させていただきたいと思います。
1、壊れにくく丈夫
昔ながらのポキポキタイプの2段折りは、骨の構造がシンプルで、折り畳み傘の中では1番丈夫で壊れにくい構造になっているため、修理の件数もとても少ないです。
昔ながら、とはいえ、骨の素材や形状、重量など、傘屋さんと傘骨屋さんとで話し合い、どんどん改良をしているので、現在使用している骨は、昔に比べると丈夫で軽くて使いやすい傘骨になっています。
2、甲州織などの重厚感のある生地を使用している
日本製の傘には、甲州織や天然素材の生地、ラミネート加工をした生地などの厚みのある生地を使用することが多く、三つ折りタイプの骨と組み合わせると、傘が畳めないほど分厚くなってしまいます。
現在使用しているグラスファイバー製やカーボンファイバー製の骨はこれらの生地とも相性が良く、畳んだ時もかさばりません。
3、シルエットが綺麗
ポキポキタイプ2段折り、ラクラクタイプ2段折り(ラクラク開閉式・トップレス式)、ポキポキタイプ3段折り(トップレス式)、ラクラクタイプ(ラクラク開閉式)3段折りの4種類の骨で製作した傘を差したときのシルエットを比べてみました。よろしければ下記ご覧ください。
こちらをご覧いただきますと、やはり二つ折り(ポキポキタイプ2段折り)の傘のシルエットが1番長傘に近く、奇麗な球体の形を描いているのがわかります。
4、骨を伸ばした状態で一時的に持ち歩ける
2段折りの傘は、傘を閉じてから、露先を手元(持ち手)の溝に入れることで長傘のように持ち歩くことができます。
傘の表側のネームバンドを裏側に、少しねじって出していただけると、広がっている傘を一時的に閉じることもできますので、建物に入る際や電車やバスに乗るときなどに、わざわざ傘をたたむ必要がありません。
このように、使いやすく丈夫で美しい二つ折りの傘は、きっと長く皆さまの相棒として活躍してくれることと思います。
また、二つ折りの傘だけでなく、他の傘骨にも様々な利点がありますので、またの機会にご紹介できれば幸いです。
よろしければ皆様がお使いの折りたたみ傘の骨はどんなタイプか、確認してみてくださいね。