昭和が漂う空間で、菊座づくり

こんにちわ。
傘職人見習い中の中村真希です。

梅雨真っ只中！
そんな梅雨の時期にも、カッと晴れる日が…
作業場には遂に扇風機が登場しました！
ん〜レトロ♡
大切に大切に使い込まれております。

師匠が奥の押入れからセッセと
「暑いからねぇ〜風があるだけでだいぶ違うよぉ〜」
と組み立ててくださり、毎度お心遣いの優しさが沁みます。感謝。
涼しい〜風に吹かれ、さて今日も作業開始！

わたしはまだまだ下っ端なので、初歩的な針仕事を日々師匠と女将さんから教わっております。
その中でも私の好きな作業。
傘の先端の陣笠と傘生地のあいだに挟まる小さな布「菊座」。

コツコツ作業が大好きなわたしにとって、かなりやり甲斐があり、そして、キュッと上手く綺麗な菊の形に仕上がってくれると思わずニヤリっとしてしまう作業。

そして、なんとも愛おしい菊座♡
ひと針ひと針想いを込めて…
と、同時にスピードも重要なので、一つ何分で縫えるか計算しながら、早く丁寧に縫えるように日々奮闘中です。

傘のパーツは全部で40〜50ほどあると言われています。
まだまだわたしの一人前の傘職人への先は長い！！
コツコツと日々精進ですね！

今日のお三時。
※作業場では15:00にお茶の時間があります。
師匠と女将さんが毎回美味しいフルーツやお菓子をご用意して下さり、先輩方とみんなでワイワイと楽しいお喋りでリラックスタイム♡

今日のおやつは甘くて美味しいメロン♡
…スプーンが懐かしい！！
小学校の給食のスプーンこれだった！！
と、なんだか昭和生まれのわたしは嬉しくて思わずパチリッ。
作業場にはいろんな箇所に昭和が漂っていて、
私にはどこか懐かしく心安らぐ場所なのでした。

傘職人見習い
中村真希