洋傘に使用される主な生地種類を、組織・組成・デザインに分けてまとめました。 傘の生地は主に平織・綾織・朱子織で織られています。 雨傘・雨晴兼用傘の生地は、以前はナイロンも使用されていましたが、現在はポリエステルが一般的に使用されています。 生地は洋傘のイメージの大半を占める存在で、洋傘に大きなファッション性を与えてくれます。
順番にご紹介いたします。
① 生地組織
平織
綾織
朱子織
弊社の定番の「かさね」などに使用される甲州織生地は綾織や朱子織が多く、
表面が平らに見える平織りに比べて生地の表面に光沢感や陰影が出て、深みのある織り方になります。
これらの織物組織を組み合わせることで生地の表情に変化をつけることが出来ます。
② 生地組成(素材)
ポリエステル
ナイロン
綿
絹
麻
日傘・晴雨兼用傘の生地は綿・絹・麻が一般的に使用されています。
その他、ポリエステルと綿の混合(合成繊維+天然繊維)、綿と麻の混合(天然繊維+天然繊維)などが使用される場合もあります。
③ 生地デザイン
無地染め生地
織りあがった生地に染色して色を付けた生地。柄染め(捺染)生地
型を使って表面に様々な柄を染色した生地。糸染め(先染)生地
糸を染色して無地・チェックストライプ織り上げた生地。刺繍入り生地
表面を糸で縫って立体的な柄をつけた生地。
こちらで紹介している一般的なデザインのほかにも様々なデザインの洋傘が存在します。
①②③を組み合わせると…
小宮商店の傘はどれに該当するの?
生地種類
① 生地組織
② 生地組成(素材)
③ 生地デザイン
甲州織生地(かさねなど)
綾織
ポリエステル
糸染め
ミラトーレ生地
平織
ポリエステル
無地染め
伊砂文様ふろしき生地
平織
綿
柄染め