2024.03.15東日本橋ショップより
つかえばつかうほどに艶が出る傘の手元
いつも当店の傘をご愛用くださり、誠にありがとうございます。
品質管理や修理を担当している大圖です。
毎日傘の修理に携わっているため、お客様の傘を拝見する機会が多く、作業をするたびに皆様が傘を大切に取り扱ってくださっていることが伝わってきます。
とても嬉しい気持ちになると同時に、そんな傘をまたご愛用いただけるように、気を引き締めて作業に取り掛かっています。
そのなかで、特にお客様が長くお使いいただいている傘の手元が印象的でしたので、今回ご紹介したいと思います。
小宮商店の傘の手元の多くは天然木が使用されており、使えば使うほど艶が出てまいります。
長年ご使用いただいた傘の手元は輝きを増していき、まるで琥珀のように美しく磨かれていきます。
こちらは7~8年程度ご使用いただいた傘の手元。
使い込まれた手元の変化は、お客様が長い間、傘ととも歩まれた証のようなものです。
そしてこの変化をお楽しみいただくために、お伝えしたいことがあります。
それは、傘がお客様のもとに届いた際に付属している”シュリンクフィルム”を剥がしてご使用いただきたいということです。
雨や汗などがフィルムの隙間に入り込むとカビや細菌が発生し、手元が腐食してしまう場合もありますので、是非ご使用前にお外しください。
小宮商店でお買い上げいただいた傘はこのように、手元の経年変化もお楽しみいただけます。
時とともに、より高級感が増していく手元にも目を向けていただけると嬉しいです。